- 相続土地 評価研究TOP
- 財産評価基本通達
- 自用地の評価方法⑤（不整形地補正）
自用地の評価方法⑤（不整形地補正）
Ⅷ．不整形地補正（価格Ｆ）
不整形地補正は下記手順をふみ「価格Ａ～Ｄ×不整形地補正率」により計算します。
⑧
イ．想定整形地の地積
想定整形地の間口距離 ｍ×想定整形地の奥行距離 ｍ＝ ㎡
ロ．かげ地割合
（想定整形地の地積 ㎡－不整形地の地積 ㎡）÷想定整形地の地積 ㎡＝ ％
ハ．不整形地補正率
a、bのいずれか低い率（ただし0.6が限度）
a.不整形地補正率表の補正率 ×間口狭小補正率 ＝
b.奥行長大補正率 ×間口狭小補正率 ＝
ニ．不整形地の価額
価格A～D×不整形補正率
円× ＝ 円
注記：
執筆時点の税制等に基づきます。
また、本記事の内容は不動産鑑定士萩原岳による研修「路線価評価の基本」のテキストを抜粋して掲載しております。本研修は口頭及びホワイトボード等を用いた追記情報が多数ございます。 出張講師のご依頼は「お問い合わせ」をご活用ください。
※解答
⑧
イ ２０ｍ×２０ｍ＝４００㎡
ロ （４００㎡－３００㎡）÷４００㎡＝２５％
ハ a.０．９２×１．０＝０．９２ b.１．０×１．０＝１．０
ニ １００，０００円×０．９２＝９２，０００円
自用地の評価方法⑩（容積率の異なる２以上の地域にわたる宅地）
執筆者
萩原岳 プロフィール
東京外国語大学中国語学科卒業
株式会社アプレ不動産鑑定 代表取締役
http://apre-kanntei.com/
不動産鑑定士 ＭＲＩＣＳ（英国不動産鑑定士）
在学中より不動産鑑定業界に携わり、２００７年不動産鑑定士論文試験合格、２０１０年不動産鑑定士として登録する。数社の不動産鑑定士事務所勤務を経て、２０１４年株式会社アプレ不動産鑑定を設立し、現職。
相続税申告時の不動産評価など税務鑑定を専門とし、適正な評価額の実現を掲げ、相続人と共に「戦う不動産鑑定士」として活動する。また、実務で培った経験をもとに、「相続と不動産」について税理士、弁護士、不動産事業者など相続の実務家を相手とした講演活動も行っている。
